美容室が顧客獲得に躍起になるわけ

美容室が顧客獲得に躍起になるのは、美容の技術で顧客が集まらないからです。フリーペーパーやクーポン券のばら撒きは、それで顧客を集客して、その後に続けようという考えですが、その美容室に腕がなければ顧客が持続してくることはありません。最初の数回は来るかもしれません。しかし、その後に続くことはないでしょう。ただ、価値観が“割引”や“クーポン”等にある人は続くかもしれませんね。

しかし、そのような顧客を多く持っていても、安定した顧客の獲得にはなりません。常にクーポンや紹介割引などに頼るしかなくなるからです。それでも技術が顧客に認められない美容室は技術以外の方法で集客をしなければならないのです。日本の職人に習い、どんな状況でもその時の最高水準を提供するという気質があれば、必ず顧客はついてきます。それはサラリーマンでもショップ店員でもIT関連でも同じです。誠意をもって相手に接すれば、時間をかけて理解してもらえますよね。

日本の町工場やお寿司屋さんの職人さんが良い例です。ものづくりをする人だけが“職人”と呼ばれるわけではありません。メーカーの商品を売り込む仕事でも、事務作業をする人でも、その道に長けていて、自分の頭で効率を考え、自分も周りもスムーズに仕事が進むように考えられる人も職人です。必死に顧客を取り込むあの手この手を考えるより、美容室も技術の向上という根本的なところを考えるべきなのですが、それに気がつかない場合は、いつまでもフリーペーパーを頼ることになりますね。

そんな美容室に習って、自分は職人なのかどうかをチェックしてみましょう。あなたはどのような仕事をしていますか?または学生ですか?学生の場合も、勉強の仕方に自分なりの工夫があれば職人の素質十分です。勉強が嫌いで勉強からいかに逃げるか、勉強をせずにいかに単位を取るかということに必死に頭を使っている人、あなたも職人気質十分です。やりたいことが見つからない間は、いかに効率よく単位を取るかで乗り切るのもいいでしょう。

しかし、好きな仕事が見つかれば、そのフル回転の頭を職人になるべく使うのです。追求するのです。常に「これが限界か?」と問います。自分が職人気質で仕事をしていれば、相手が本気で仕事をしているかどうかが見抜けるようになります。常に自分が問題なのです。自分の腕に確固たる自信があれば、相手が自分を選ぶ時まで待つこともできます。「待つ」ことは勇気と力が必要ですが、自信がある場合は、ゆったりとした気持ちで待つことができるんです。人って不思議ですよね。

あなたはどちらが魅力的だと思いますか?学生のように、必死で集客手段だけを考える美容室と、職人のように常に技術の向上を考えている美容室。