髪型の希望は、似合うことですか?理想の形に近づくことですか?

髪型は、自分に似合う髪形を希望するのと、自分のしたい髪型を希望するのとでは全然違います。自分に似合う髪形を希望すると、プロの美容師はその人の髪質、生え方、顔の形、さまざまな要素を集め、自分のイメージを膨らませて顧客の髪形を決めてくれます。逆にプロではない人、というか、美容師免許は持っていても、自分の意思がないという意味合いですが。「どんなふうにしたいかきぼうしてくれないと…」と、困ります。

プロとして、自分に任せてくれることほど嬉しい事はありません。しかし、免許は持っていても自分の考えや意思、志がない場合、任せられると顧客に依存しているのでどうしていいか分からなくなります。軽く逆切れする美容師もいるでしょう。そのような時は、自分が探しているのはこの人ではなかったと思うといいと思います。美容室のいすに座り「どうされますか?」と聞かれ「どうしたら自分に似合いますか」と聞き返してみるとその人が見えると思いますよ。

私はかなりの美容室を転々としました。しかし、数年おきにです。ですから、数年間はじっくりその美容室と付き合います。それは、何が正しくて何が間違ってるかがわからなかったからです。今の自分なら十数年間の無駄は無かったのにとも思いますが、わらかない人の気持ちが十分理解できるので、それはそれでよかったかと思えます。美容室は流行の最先端でもあります。ですから、スタッフの人たちは、おしゃれでカッコよく生きているように見えませんか。

ですが、私たち顧客は流行の髪形が似合うとは限りません。私が信頼する美容室は、”その人に合った“が基本です。その人に合っているととても素敵になります。違和感がないからです。ですから、へんでもいいからアンジェリーナ・ジョリーにして欲しいなどという強い願いがない限り、自分に似合う髪形をしてもらうのが一番いいのです。子どもも、その子らしく育てることができれば、のびのびした元気で幸せな人生を送ります。

「あなたらしく」というのは最近あふれている言葉のようですが、本質を理解すると本当に大切なことだと気がつきます。美容師さんらしく仕事ができて、私にピッタリな髪型をのびのびと探してもらうには、私も私らしく生きていることが大切ですよね。ギクシャクするということがあるなら、どちらも“らしく”生きていないからかもしれませんね。