今の美容室が、自分に合っているかどうかわからないという人へ

今通っている美容室が自分にあっているかどうかわからないという人は、たぶん合ってないのだと思います。美容室が自分に合っていれば、毎日髪型が納得できているのですから、あの美容室でいいのかなあ?などという考えは出てきません。そして、美容師が何人もいるのに美容院のくくりでそう考えていいのかどうかと思案している人も、その美容院ごと合っていないと思います。

なぜなら、美容室の中の一人でも人の髪の毛を理解して、その人らしい髪型を作れるのなら、スタッフと共有するはずです。美容師の世界は勉強会が頻繁に催される世界です。美容室の中にそんな腕のいい人がいれば、オーナーも黙ってはいないでしょう。逆に、そのような人が一人でもいる美容室は、全員が髪の毛を理解してその人らしい髪型を作れる人だと言えるかもしれません。

自分に合っている美容室ってどんなところ?と思っている人は、今の美容室から抜け出して、新しいところを探してみるのが賢明ではないでしょうか。私が、一生自分の髪を任せようと思った美容室を見つけた方法は、何の広告も割引チケットも出さないお店に一目置きました。クーポン券やさまざまなサービスがあふれているこの現代で、何の宣伝も告知もなく、ただ静かに営業していたのです。

それはきっと腕に自信があるのだと予想を立てました。そして行ってみるとビンゴだったのです。そのお店は、お客さん同士が緊張しない椅子の距離や不必要な装飾はしない、不必要なものも売らない、椅子の色、鏡の大きさ、自然光、駐車場、無駄なものは無いけれども洗練された雰囲気という美容室でした。カットやパーマ、ケアも徹底してオーナーが納得いくものだけを取り入れているという感じでした。

そして、一般的にわかりやすい髪のセットで説明すると、着物を着るときの髪の毛はアップにするのが一般的ですよね、そのアップにする髪の毛の上げ具合にも頭の形を理解しているのとしていないのとでは大きく違う事がわかりました。私の顔は、アップにしたときに髪の毛をまとめる部分が高すぎると銀座のママのようになりますが、少し下がると清楚な感じに変わります。

結婚式に呼ばれるたびにどこの美容室でセットをしても必ず銀座のママのようになっていたのに、今の美容室に出会ってからは「すごく素敵」としか言われなくなりました。「何そのちょうどいい感じ?」ともいわれます。「顔がおばさんになっても上品に見える髪型」という感じです。先日、その美容室で、数年前のあの髪形、もう一回して欲しいと頼みました。すると美容師は「あの時と今では髪質やいろんなものが変わってます。今日はこうしましょう」と言われたんです。

「いろんなものって何?」と聞くと、髪質も年相応に変わってきているという事ですから…との返事。ああなるほど、顔や肌の感じも変わってきてると言いたいのねと理解しました。たまに後ろから見ると若い雰囲気なのに、顔を見るとビックリするくらいのおばあさんという人がいますよね。そこまでの落差は無いにしても、今の私に似合う髪形を考えてくれる美容師に感謝しました。

”数年前のあの髪形”にする方が本当は簡単なはずです。顧客が言うままなのですから。でも、今の自分に似合う髪形を今日また考えてくれるのですから、私は美容室に大事にされていると思えて癒されました。こんなふうに、あなたにピッタリ合う美容師さんや美容室、髪型やカットの仕方が必ずあります。ひとつのことに固執せずに柔軟に探してみて下さい。そんなお店は何をしてもらっても外すことはありません。