一番疲れる「気を使いすぎる美容師」と「気を使いすぎる客」

美容室にいって、無駄に気を遣う美容師さんだと、こちらも疲れます。さらに、お客さん側も気を遣うと…。わかりますよね?気を使うどうしが一緒にいると、かなり疲労してその組み合わせで一緒に居たくなくなるのです。この関係には何の発展性もありません。会話もふわふわとどこを彷徨うかわからなくて、浅い世間話がだらだらと続き、これなら近所の美容室でよくない?と思ってしまうほどです。

そのような会話が続くお互いの心理は何が原因でしょう。それは“自信のなさ”です。人見知りも、初めて会う人に自分は受け入れてもらえるだろうか、こんな自分が話しかけていいだろうか、何か嫌な思いをさせないだろうか等々、人から見た自分が気になるのですね。これが、どちらか一方に自信があり、相手を大切に思う余裕があれば、片方はもともと安定しているので、気を使ったり緊張している側も徐々に安定している相手を軸に、安定し始めます。

気を遣うみたところで、相手に伝わらない場合もあり、気を遣わない方が誤解も生まれなかったじゃない!ということがよくあります。ですから、結局気など遣わずに、常識の範囲で自分のしたいようにすればいいのです。結局うまくいかないのなら、自分の好きなようにした方が後悔もないでしょ?ありのままの自分をさらけ出して、受け入れてくれる人だけが友達でいいじゃないですか
。そんな自分になれば、美容室に行って、スタッフさんが気を遣ってくれても、ありがたいなと思うだけで、こちらが緊張する事はありません。

私たちは、美容室に癒されに行くのと同じです。お金をかけて自分の髪を切ってもらい、染めてもらい、清潔感のある自分にしてもらいます。それは癒しです。癒されにいく場所に緊張があったのではもったいないと思いませんか?さらにスタッフには伸び伸びと仕事をしてもらわないと、本来の力を発揮できません。人は、萎縮していたり緊張しているときは、“その人らしさ”が発揮できず、クリエイティブな仕事はできないのです。

少し自分に余裕ができたら、スタッフの緊張を解いてあげてください。あなたのヘアスタイルはとてもピッタリと似合うものになるでしょう。そんなことは無理という人は、もうひとつ提案があります。自分は緊張しているあなたはどお?という正直な会話をします。すると不思議と緊張は解けます。たとえば人前で何かをする時、「緊張する~緊張する~!もう駄目だ!」という人の方が意外とそつなく終わらせます。

逆に、落ち着いて見える人や落ち着いて見せてる人の方が、大失敗で終わることがあるんです。それは、緊張している自分を隠しているからです。”緊張を隠す”という無駄な一工程を踏んでいるので、本来の目的が達成できないというわけなのです。自分の緊張を受け入れて緊張を解く方法は、誰もができる自己受容です。人に言えなくても、自分は緊張しているとしっかり思って受け入れてみて下さい。

美容室の緊張や無駄な気遣いほど疲れるものはありません。せっかく癒されに行く場所なのですから、ついでに自分の精神状態にも向き合ってみてください。この作業は人間が成長するときに不可欠なものですから、美容室だけではなく、いろんなところに応用できますよ。